Claude Code の VSCode での使い方完全ガイド【2025年最新】

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はじめに

「Claude Code を VSCode で使いたいけど、どうやって設定するの?」「VSCode 拡張機能はあるの?」そんな疑問を持つ開発者の方へ。本記事では、Claude Code を VSCode 環境で効果的に使う方法を、初心者から上級者まで分かりやすく解説します。

Claude Code と VSCode の関係

重要な前提知識

Claude Code は VSCode 拡張機能ではありません

Claude Code は以下の特徴を持つ独立したツールです:

  • スタンドアロン CLI ツール: ターミナルから起動

  • 専用 UI: Web ベースのインターフェース

  • VSCode とは別プロセス: VSCode の拡張機能ではない

VSCode との連携方法

Claude Code を VSCode と併用する主な方法:

  1. VSCode の統合ターミナルから起動

  2. VSCode でファイル編集 + Claude Code で生成

  3. Claude Code で生成 + VSCode で確認

Claude Code のインストール

前提条件

  • Node.js v20.x.x 以上推奨

  • npm 9.x.x 以上推奨

インストール手順

Windows

# PowerShell または Git Bash
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

# インストール確認
claude-code --version

macOS

# Homebrew 経由(推奨)
brew install claude-code

# または npm 経由
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

Linux

# npm 経由
sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code

VSCode での基本的な使い方

方法1: 統合ターミナルから起動

VSCode の統合ターミナルで Claude Code を使う最も基本的な方法です。

ステップ1: ターミナルを開く

ショートカット:

  • Windows/Linux: Ctrl + `

  • macOS: Cmd + `

ステップ2: Claude Code を起動

# プロジェクトディレクトリに移動
cd /path/to/your/project

# Claude Code を起動
claude-code

ステップ3: 対話的に開発

# 例: React コンポーネントを生成
> React の Todo リストコンポーネントを作成して

# Claude Code が以下を実行:
# 1. ファイルを生成(src/components/TodoList.tsx)
# 2. VSCode で自動的にファイルが更新される
# 3. 変更を確認して承認

方法2: サイドバイサイドでの使用

Claude Code のウィンドウと VSCode を並べて使う方法です。

推奨レイアウト

左側: Claude Code (Web UI)
- プロンプト入力
- コード生成
- 実行結果

右側: VSCode (エディタ)
- コード確認
- 編集・保存
- デバッグ

セットアップ手順

  1. Claude Code を起動

  2. VSCode でプロジェクトを開く

  3. ウィンドウを並べて配置

    1. Windows: Win + 矢印キー

    2. macOS: Window > Tile Window to Left/Right

方法3: VSCode Tasks を使った統合

.vscode/tasks.json の設定

{
  "version": "2.0.0",
  "tasks": [
    {
      "label": "Start Claude Code",
      "type": "shell",
      "command": "claude-code",
      "problemMatcher": [],
      "presentation": {
        "reveal": "always",
        "panel": "new"
      }
    }
  ]
}

使用方法

  1. VSCode メニュー: ターミナル > タスクの実行

  2. “Start Claude Code” を選択

  3. 新しいターミナルパネルで Claude Code が起動

実践的な使い方例

例1: 新規ファイルの生成

# Claude Code で生成
> src/utils ディレクトリに日付フォーマット用のユーティリティ関数を作成

# VSCode で確認
1. エクスプローラーで新しいファイルを確認
2. ファイルを開いて内容をレビュー
3. 必要に応じて手動で微調整
4. Ctrl+S で保存

例2: 既存ファイルの編集

# Claude Code でリファクタリング
> src/components/Header.tsx のスタイリングを Tailwind CSS に変更して

# VSCode で差分確認
1. Git の差分表示で変更内容を確認
2. 問題なければコミット

例3: コードレビュー

# Claude Code でレビュー依頼
> src/services/api.ts のセキュリティ上の問題を確認して

# VSCode で修正
1. 指摘された問題をメモ
2. Ctrl+G で該当行にジャンプ
3. 修正を適用
4. Claude Code で再度確認

VSCode 拡張機能との連携

おすすめの併用拡張機能

1. GitHub Copilot

役割分担:

  • Copilot: リアルタイムコード補完

  • Claude Code: 複雑なリファクタリング、設計

併用例:

  1. Copilot で基本的なコードを補完

  2. Claude Code で全体の構造を最適化

2. GitLens

使い方:

  1. Claude Code でコード生成

  2. GitLens で変更履歴を確認

  3. 問題があれば以前のバージョンに戻す

3. ESLint / Prettier

ワークフロー:

  1. Claude Code でコード生成

  2. ESLint が自動的にエラーをチェック

  3. Prettier が自動的にフォーマット

  4. エラーがあれば Claude Code でフィックス依頼

便利なショートカット

VSCode ショートカット

ターミナルを開く:
- Windows/Linux: Ctrl + `
- macOS: Cmd + `

ファイル検索:
- Windows/Linux: Ctrl + P
- macOS: Cmd + P

全体検索:
- Windows/Linux: Ctrl + Shift + F
- macOS: Cmd + Shift + F

Claude Code コマンド

# コンテキスト圧縮
/compact

# プラン モードに切り替え
/plan

# ファイル参照
@filename.ts

# 前のセッションを再開
/resume

よくある質問

Q1: VSCode 拡張機能版はいつリリースされる?

A: 2025年1月時点では未発表です。公式アナウンスを待ちましょう。

Q2: VSCode で直接 Claude Code を使えないの?

A: 現時点では別プロセスとして起動する必要があります。ただし、統合ターミナルを使えば VSCode 内で完結できます。

Q3: Cursor を使った方が良い?

A: Cursor は Claude 統合エディタですが、VSCode に慣れている場合は VSCode + Claude Code の方が柔軟性が高いです。

Q4: リモート開発環境で使える?

A: はい。VSCode の Remote Development 拡張機能と併用可能です。

まとめ

Claude Code を VSCode で使う最適な方法

  1. 初心者向け: VSCode 統合ターミナルで起動

  2. 中級者向け: 2画面で併用(Claude Code + VSCode)

  3. 上級者向け: VSCode Tasks + 拡張機能との連携

推奨ワークフロー

  1. VSCode でプロジェクトを開く

  2. 統合ターミナルで claude-code を起動

  3. Claude Code でコード生成・リファクタリング

  4. VSCode で確認・微調整・デバッグ

  5. Git で変更をコミット

併用すべき拡張機能

  • GitHub Copilot: コード補完

  • GitLens: 変更履歴管理

  • ESLint: コード品質チェック

  • Prettier: コードフォーマット

Claude Code は VSCode 拡張機能ではありませんが、統合ターミナルやタスク機能を活用することで、VSCode とシームレスに連携できます。自分の開発スタイルに合わせて、最適な使い方を見つけてください。

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