Claude Code × VSCode × Cursor 完全ガイド|連携方法と使い分けのベストプラクティス

Claude CodeとVSCode、Cursorの連携方法を徹底解説。それぞれの特徴、使い分けのポイント、実践的な活用法まで詳しく紹介します。

53 min read

「Claude CodeとCursorはどう違うの?」「VSCodeとCursorどっちを使えばいい?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。本記事では、Claude Code、VSCode、Cursorの関係性と連携方法、効果的な使い分けについて詳しく解説します。

Claude Code × VSCode × Cursor の関係性

それぞれの特徴

Claude Code(CLIツール):

  • ターミナルベースのAIコーディングツール
  • 大規模な変更や新規プロジェクト開発に強い
  • プラン重視の開発プロセスに最適
  • 要件定義から設計、実装、テストまで自動化

VSCode(エディタ):

  • Microsoft製の人気コードエディタ
  • Claude Code公式拡張機能が提供されている
  • 豊富なエクステンションエコシステム
  • 無料で使用可能

Cursor(AIエディタ):

  • VSCodeベースのAI統合エディタ
  • エディタ内でAI支援が完結
  • リアルタイムで差分確認しながら開発
  • 日常的な開発に最適

参考:Cursor と Claude Code を使い比べてみた結果

組み合わせパターン

パターン1: Claude Code + VSCode

  • Claude CodeをVSCode拡張として統合
  • ターミナルとエディタの両方で利用可能
  • 従来のVSCode環境を維持しながらAI支援を追加

パターン2: Claude Code + Cursor

  • CursorのAI機能とClaude Codeを併用
  • Cursor内でClaude Codeを起動可能
  • 両方のメリットを享受

パターン3: 3つすべてを使い分け

  • シーンに応じて最適なツールを選択
  • 開発効率を最大化

参考:Claude CodeとVS Codeの拡張機能と使い方徹底比較ガイド

Claude Code × Cursor 連携方法

基本的な連携手順(3分で完了)

ステップ1: Claude Codeのインストール

# npmでインストール
npm install -g claude-code

# インストール確認
claude --version

ステップ2: Claudeアカウントでログイン

# ログイン
claude login

ブラウザが開き、Claudeアカウントでの認証を求められます。

ステップ3: プロジェクトでClaude Codeを起動

# プロジェクトディレクトリに移動
cd your-project

# Claude Codeを起動
claude

ステップ4: Cursorとの連携

# Claude Codeセッション内で実行
/ide

Cursorが検出され、自動的に統合されます。

参考:【3分でできる】Claude CodeをCursorで使う方法

手動で拡張機能をインストールする方法

自動検出がうまくいかない場合の対処法:

ステップ1: Claude Code拡張ファイルを探す

拡張ファイル(claude-code.vsix)の場所:

  • macOS: ~/.claude/extensions/
  • Windows: %USERPROFILE%\.claude\extensions\
  • Linux: ~/.claude/extensions/

ステップ2: Cursorに手動インストール

  1. Cursorを開く
  2. 拡張機能パネルを開く(Cmd+Shift+X または Ctrl+Shift+X
  3. 右上の「…」メニューから「Install from VSIX…」を選択
  4. claude-code.vsixファイルを選択
  5. インストール完了後、Cursorを再起動

ステップ3: 連携確認

サイドバーにユニコーンアイコンまたはClaude Codeパネルが表示されていれば成功です。

参考:Cursor で Claude Code のIDE統合ができない時の対処方法

Claude Code × VSCode 連携方法

VSCode拡張機能のインストール

方法1: Visual Studio Marketplaceから

  1. VSCodeを開く
  2. 拡張機能パネルを開く(Ctrl+Shift+X
  3. "Claude Code"で検索
  4. "Install"をクリック

方法2: コマンドラインから

# VSCodeで拡張機能をインストール
code --install-extension anthropic.claude-code

設定と認証

ステップ1: 拡張機能の設定

VSCodeでCmd+,(またはCtrl+,)を押して設定を開き、「Claude Code」で検索。

ステップ2: Claudeアカウントで認証

  1. VSCodeのサイドバーにClaude Codeアイコンが表示される
  2. アイコンをクリックしてログイン
  3. ブラウザで認証を完了

ステップ3: 使用開始

統合ターミナルでclaudeコマンドを実行するか、サイドパネルからClaude Codeを起動できます。

参考:Claude CodeをVSCodeやCursorと連携する

使い分けのベストプラクティス

シーン別の推奨ツール

新規プロジェクトの立ち上げ:Claude Code がおすすめ

  • 要件定義から設計まで自動化
  • プロジェクト構造の自動生成
  • 初期セットアップを一括で実行

日常的なコーディング:Cursor がおすすめ

  • リアルタイムでコード補完
  • 直感的なGUI操作
  • エディタ内で完結

大規模リファクタリング:Claude Code がおすすめ

  • 複数ファイルの一括変更
  • 影響範囲の自動分析
  • テストコードも含めた修正

細かいバグ修正:Cursor がおすすめ

  • 素早い修正と確認
  • インライン編集
  • 差分の視覚的確認

参考:Cursorから始まったAIコーディング体験とClaude Codeとの使い分け

開発フロー別の使い分け

パターン1: メインCursor、補助Claude Code

日常開発: Cursor
  ↓
大きな変更が必要になった時
  ↓
Claude Codeに切り替え
  ↓
変更完了後、Cursorに戻る

パターン2: メインVSCode + Claude Code、補助Cursor

基本: VSCode + Claude Code拡張
  ↓
より高度なAI支援が必要な時
  ↓
Cursorに切り替え
  ↓
完了後、VSCodeに戻る

パターン3: 完全併用

設計・計画: Claude Code(CLI)
  ↓
実装: Cursor(エディタ統合)
  ↓
レビュー・リファクタ: Claude Code(CLI)
  ↓
細かい修正: Cursor(エディタ統合)

参考:AIネイティブ開発コラム:Cursor vs Claude Code 実践レポート

実践的な活用例

例1: Cursorで日常開発、Claude Codeで大規模変更

日常的な機能追加(Cursor使用):

  1. Cursorで新規ファイルを作成
  2. Cmd+K(AI Chat)で機能を実装
  3. リアルタイムで差分を確認しながら修正
  4. 完了

大規模リファクタリング(Claude Code使用):

# Claude Codeを起動
claude

# プロンプト入力
> 認証システムを OAuth2.0 に移行してください。
> 影響するすべてのファイルを特定して、テストも含めて修正してください。

# Claude Codeが自動で実行:
# - 影響ファイルの特定
# - コード修正
# - テストコード修正
# - マイグレーションスクリプト作成

例2: VSCode + Claude Code拡張で開発効率化

統合ターミナルからClaude Codeを利用:

# VSCodeの統合ターミナルで実行
claude

# セッション開始
> ユーザーダッシュボードを実装してください

サイドパネルからGUI操作:

  1. サイドバーのClaude Codeアイコンをクリック
  2. チャット形式でプロンプトを入力
  3. 提案されたコードをレビュー
  4. 承認して適用

例3: 3つのツールを完全に使い分け

朝(プロジェクト開始時):

  • Claude Codeで今日のタスクをプランニング
  • /planモードで実装方針を設計

日中(実装作業):

  • Cursorでコーディング
  • AI補完を活用しながら実装

夕方(レビュー・リファクタ):

  • Claude Codeでコードレビュー
  • 品質向上のための提案を受ける

参考:Claude code x Cursor連携で開発効率10倍UP

よくある質問

Q1: CursorとClaude Code、どちらを選ぶべき?

A: 両方使うことをおすすめします。

選ぶ必要はありません:

  • Cursor:日常的なコーディング
  • Claude Code:大規模な変更や新規開発

適材適所で使い分けることで開発効率を最大化できます。

Q2: VSCodeとCursor、どちらがClaude Codeと相性がいい?

A: どちらも公式サポートされており、相性は良好です。

VSCodeがおすすめな人:

  • 既存のVSCode環境を維持したい
  • 豊富な拡張機能エコシステムを活用したい
  • 無料で使いたい

Cursorがおすすめな人:

  • AI統合エディタを試したい
  • より直感的なAI操作を求める
  • AI支援に特化した環境が欲しい

参考:[Claude] Claude Codeが良すぎてCursorからVSCodeに戻ります

Q3: Claude Code連携時の料金は?

A: Claude CodeとCursor/VSCodeの連携に追加料金はかかりません。

必要なプラン:

  • Claude Pro($20/月)以上
  • または Anthropic API従量課金

Cursor自体の料金(Pro: $20/月)は別途必要です。

Q4: /ideコマンドでCursorが検出されない場合は?

A: 手動で拡張機能をインストールしてください。

手順:

  1. ~/.claude/extensions/からclaude-code.vsixを探す
  2. Cursorの拡張機能パネルから「Install from VSIX…」を選択
  3. ファイルを選択してインストール
  4. Cursorを再起動

参考:Cursor で Claude Code のIDE統合ができない時の対処方法

Q5: Claude CodeとCursorのAI、どう違う?

A: AIモデルと統合方法が異なります。

Claude Code:

  • Claude 3.5 Sonnet / Opus 4を使用
  • CLI中心のワークフロー
  • プラン重視の開発プロセス

Cursor:

  • Claude、GPT-4、自社モデルを選択可能
  • エディタ統合型のワークフロー
  • リアルタイム補完重視

料金比較

Claude Code

Proプラン($20/月):

  • 月5時間のClaude Code使用
  • VSCode/Cursor拡張無料

Maxプラン($100〜200/月):

  • 実質無制限(レートリミットあり)
  • VSCode/Cursor拡張無料

Cursor

無料プラン:

  • 基本的なAI補完
  • 制限あり

Proプラン($20/月):

  • 無制限のAI補完
  • Claude 3.5 Sonnetアクセス
  • プライオリティサポート

推奨の組み合わせ

コスパ重視:

  • Claude Pro($20/月)+ VSCode(無料)

AI支援を最大限活用:

  • Claude Max($100/月)+ Cursor Pro($20/月)= $120/月

バランス型:

  • Claude Pro($20/月)+ Cursor Pro($20/月)= $40/月

参考:【2025年最新】Claude Code vs Cursor 料金プラン・機能・コスパを完全解説

まとめ:最適な使い分け

結論: 全部使う

Claude Code、VSCode、Cursorはそれぞれ異なる強みを持っており、一つに絞る必要はありません。

推奨の使い分け:

  • 新規開発・大規模変更: Claude Code
  • 日常的なコーディング: Cursor
  • 既存VSCode環境活用: VSCode + Claude Code拡張

まずは試してみる

ステップ1(無料):

  1. VSCodeにClaude Code拡張をインストール
  2. Claude Pro($20/月)に加入
  3. 基本的な使い方を習得

ステップ2(追加投資):

  1. Cursorをインストール(無料プランから)
  2. Claude CodeとCursorを連携
  3. 使い心地を比較

ステップ3(本格運用):

  1. 自分のワークフローに合わせて使い分け
  2. 必要に応じてプランをアップグレード
  3. 開発効率の向上を実感

Claude Code、VSCode、Cursorを組み合わせることで、AI支援開発の効率を最大化できます。まずは無料または低コストで始めて、自分に合った使い方を見つけていきましょう。

参考リンク:

Related Articles