はじめに
Claude Codeを検討中の方で、「Claude APIとどう違うの?」「料金はどっちが安い?」と迷っていませんか。本記事では、Claude CodeとClaude APIの料金体系を徹底比較し、それぞれの最適な使い分け方を解説します。
Claude CodeとClaude APIの基本的な違い
Claude Code
形式: CLIツール(コマンドラインインターフェース)
課金方法: 月額サブスクリプション
対象ユーザー: 開発者向け
Claude API
形式: REST API
課金方法: 従量課金(トークン数ベース)
対象ユーザー: アプリケーション開発者、企業
Claude Codeの料金プラン
基本プラン
Pro: $20/月(5時間ごとに45メッセージ)
Max 5x: $100/月(Proの5倍)
Max 20x: $200/月(Proの20倍)
特徴
定額制で予測可能なコスト
5時間ごとにリセット
使用量を気にせず利用可能(制限内)
Claude APIの料金プラン
モデル別料金(100万トークンあたり)
Haiku 4: 入力$0.80 / 出力$4.00
Sonnet 4.5: 入力$3.00 / 出力$15.00
Opus 4: 入力$15.00 / 出力$75.00
特徴
完全従量課金(使った分だけ)
使用制限なし
タスクに応じてモデルを選択可能
コスト試算例
Claude Code(個人開発者・Proプラン)
月額: $20固定
想定使用量: 週5日、1日2時間
日割り: 約$0.67/日
Claude API(軽量利用・Sonnet 4.5)
1日の使用量:
入力: 50,000トークン
出力: 20,000トークン
月間コスト: 約$13.50
Claude API(中程度利用・Sonnet 4.5)
1日の使用量:
入力: 200,000トークン
出力: 100,000トークン
月間コスト: 約$63.00
どちらを選ぶべき?
Claude Codeがおすすめな人
毎日継続的に使用する開発者
CLI環境での開発を好む
コスト上限を設定したい
チーム開発(Maxプラン共有)
Claude APIがおすすめな人
使用量が少ない・不定期(週1〜2回)
自作ツールに組み込みたい
モデルを細かく使い分けたい
大規模バッチ処理
併用パターン
パターン1: Claude Code(日常) + API(バッチ処理)
日常的な開発にClaude Code Pro($20/月)を使い、月1回の大規模リファクタリングにClaude APIを利用。
月額合計: $25〜30
パターン2: API(軽量) + Code(集中期間のみ)
通常時はClaude API Haiku($5〜10/月)で軽量タスクを処理し、プロジェクト期間のみClaude Code Proを契約。
パターン3: チームでCode Max + 個人でAPI
チーム共有でClaude Code Max 20x($200/月、5人で共有=$40/人/月)、個人学習はClaude API Haiku($5/月)。
API無料枠の活用
初回無料クレジット
Claude APIには初回登録時に**$5分の無料クレジット**が付与されます。
無料枠でできること(Sonnet 4.5使用)
コード生成: 約200〜500回
質問応答: 約1,000〜2,000回
リファクタリング: 約50〜100ファイル
有効活用法
学習・試用期間として使う
軽量タスクのみAPI利用
短期プロジェクト専用
コスト削減のコツ
適切なモデル選択
軽量タスク → Haiku(最安)
標準タスク → Sonnet
複雑タスク → Opus
プロンプトの最適化
不要なコンテキストを削除
簡潔で明確な指示
キャッシュ活用
プロンプトキャッシュで入力トークンを削減
よくある質問
Q1: Claude CodeとAPIを同時に使える?
はい、両方を併用できます。用途に応じて使い分けることで、コストパフォーマンスを最大化できます。
Q2: APIの方が安い場合、Claude Codeを使う意味は?
CLI統合、エディタ連携、コンテキスト管理など、開発体験の向上が大きなメリットです。また、定額制なので使用量を気にせず使えます。
Q3: 無料でClaude Codeを使う方法は?
Claude Code自体に無料プランはありませんが、Claude APIの無料枠($5分)を活用すれば、API経由で類似の体験が得られます。
Q4: チーム利用の場合、どちらがお得?
3人以上のチームなら、Claude Code Max 20x($200/月)を共有する方が、個別にAPI利用するよりコスパが良いです。
Q5: 月ごとにCodeとAPIを切り替えられる?
はい、Claude Codeは月ごとに契約・解約可能です。プロジェクト期間に応じて柔軟に切り替えられます。
まとめ
Claude CodeとClaude APIの選択基準:
Claude Codeを選ぶべき場合
毎日継続的に使用(週5日以上)
定額制で安心したい
CLI環境での開発が中心
チームで共有利用
Claude APIを選ぶべき場合
使用量が少ない・不定期(週1〜2回)
自作ツールへの組み込み
モデルを細かく使い分けたい
大規模バッチ処理
ベストな組み合わせ
多くの開発者にとって、Claude Code Pro($20/月)+ Claude API無料枠の併用が最もコスパが良い選択です。
日常的な開発にはClaude Codeを使い、特殊な用途や大規模処理にはAPIを活用することで、両方の良いところを組み合わせられます。
自分の使用パターンを分析し、最適なプランを選択しましょう。