はじめに
Claude Codeを使い始めたけれど、「今どれくらい使っているの?」「料金はいくらかかっているの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。本記事では、Claude Codeの使用状況と料金を確認する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
Claude Codeの料金確認が重要な理由
Claude Codeは従量課金制の要素を含むため、使用量を定期的に確認することで以下のメリットがあります:
予期せぬ高額請求の防止
開発コストの可視化と最適化
プラン変更のタイミングの判断
チーム内でのコスト共有
料金確認方法1: 公式の/costコマンド
使い方
Claude Codeのターミナルで以下のコマンドを実行します:
/cost
表示される情報
現在のセッションのトークン使用量
入力トークン数
出力トークン数
累計コスト(USD)
注意点
重要: /costコマンドは、Claude MaxおよびProサブスクライバーでは利用できません。これらのプランでは、次に紹介するサードパーティツールを使用する必要があります。
料金確認方法2: ccusageツール(おすすめ)
ccusageとは
「ccusage」は、Claude Codeの使用料金を可視化できる人気のCLIツールです。初心者でも簡単に使えるため、最もおすすめの方法です。
インストール不要の使い方
# 基本的な使用(最も簡単)
npx ccusage@latest
# Bunを使用する場合
bunx ccusage
主な表示内容
日付ごとのトークン使用量(入力・出力別)
累計コスト(USD表示)
モデル別の集計
セッション別の詳細
リアルタイム表示
開発中にリアルタイムで使用状況を確認したい場合:
npx ccusage@latest blocks --live
この機能を使うと、3秒ごとに自動更新され、常に最新の使用状況を把握できます。
料金確認方法3: claude-monitorツール
claude-monitorとは
リアルタイムでトークン使用量を監視できるツールです。より詳細な情報が必要な場合におすすめです。
インストール方法
uv tool install claude-monitor
使い方
# 基本的な使用
claude-monitor
# タイムゾーン指定(日本時間)
claude-monitor --timezone Asia/Tokyo
表示される情報
5時間セッションごとのトークン使用量
残りトークン数
プログレスバー表示
警告アラート(上限に近づいた場合)
3秒ごとの自動更新
料金確認方法4: VSCode/Cursor拡張機能
概要
コマンドを打たずに、エディタのステータスバーで常時料金を確認できる方法です。
メリット
常時表示: 開発中いつでも使用状況が見える
コマンド不要: ワンクリックで確認可能
視覚的: グラフや色分けで直感的に理解できる
インストール方法
VSCodeまたはCursorの拡張機能マーケットプレイスで「Claude Code Usage」などのキーワードで検索してインストールします。
料金データの保存場所
Claude Codeは使用履歴をJSONL形式で以下の場所に保存しています:
~/.claude/projects/
ccusageやclaude-monitorは、このファイルを読み込んで集計・表示を行っています。
実際の料金目安
平均的な使用コスト
1日あたり: 約6ドル(開発者1人)
90%のユーザー: 1日12ドル未満
チーム利用: 月額100〜200ドル(Sonnet 4.5使用時)
コスト管理のコツ
定期的な確認: 週1回は使用状況をチェック
大規模タスクの前後: リファクタリングなど重い処理の前後で確認
プラン見直し: 使用量が頻繁に上限に達する場合はプラン変更を検討
チーム共有: 複数人で使う場合は定期的にコストを共有
トラブルシューティング
Q1: ccusageが動作しない
解決策:
Node.jsがインストールされているか確認
npxの代わりにbunxを試してみる最新バージョンを使用しているか確認
Q2: 料金が思ったより高い
確認ポイント:
大量のファイルを読み込んでいないか
不要なコンテキストが含まれていないか
/compactコマンドでコンテキストを圧縮
Q3: データが表示されない
対処法:
~/.claude/projects/にデータが存在するか確認Claude Codeを最低1回は使用しているか確認
ファイルの読み取り権限を確認
まとめ
Claude Codeの料金確認は、適切なツールを使えば非常に簡単です:
手軽さ重視:
npx ccusage@latestリアルタイム監視:
claude-monitor常時表示: VSCode/Cursor拡張機能
初心者の方は、まずccusageから始めることをおすすめします。慣れてきたら、用途に応じて他のツールも試してみてください。
定期的に使用状況を確認することで、予期せぬ高額請求を防ぎ、効率的にClaude Codeを活用できます。